メモリアルパーク

LYCKA
2016/7/28
君が人間だったら、きっと恋に落ちてたよ。
1997年 里親に出されていたロシアンとアメショーのミックス。我が家の三匹目の猫となる。
スウェーデン語で「幸せ」を意味するLYCKA(リッカ)と命名。やんちゃで面倒見が良く、まさしく理想のタイプ。lyckaが人間の男性だったら間違いなく恋したよ!というのがわたしの口癖でした。大きな病もなく過ごしてくれましたが後半は甲状腺機能亢進症に悩まされました。
2015年9月。長期大阪出張を前に急激に体力を落とし危険な状態となりました。 腎臓機能の低下に加え嘔吐や血尿などで目が離せない状態に。ホテルでの宿泊を
変更してLYCKAを連れてペット可能なレンタルマンションでの暮らしを決めました。大阪到着日に体調は、最悪。それでも食欲だけはあったので徐々に快復。実はLYCKAとの
ふたり暮らしは初めてのこと。多頭飼いの我が家では見せることのなかった甘えっぷりがとても嬉しく、私もLYCKAも大阪での狭いマンション生活を満喫し、そこから10ヶ月の月日を穏やかに過ごしました。LYCKAのさよならに気が付いたのは、翌年の7月19日。海外の仕事から戻ると
数日で急激にやせ細った身体に驚きました。
7月20日LYCKAを抱いた時に、覚悟しなければと感じるほど、細くなった身体、、、。とても悩みました。
病院に連れて行くべきなのか、このまま穏やかに自宅での時間を過ごさせるべきなのか。
7月21日朝、ベッドに飛び乗り私の元まで来てくれる。
食欲もありそう。仕事場から帰宅した私にゴツンもしてくれました。7月22日 往診専門の先生に点滴をしてもらい私も点滴を打つ練習をしました。7月23日友人の誕生日を我が家で祝いたくさんの友達が来てくれたのでLYCKAも少し元気に見えました。7月24日 あまり抱かれているのは好きではないはずなのに 私の胸の上でぐったりする。
それでも大好きなお風呂は一緒に来てお水もたくさん飲んでくれました。7月26日形物は受け付けなくなるが
スープ状のご飯は食べてくれました。そして7月27日
意識が朦朧とし、目は開いていても反応が少ない。
時々起き上がってお風呂場に行くと湯船の奥に入ろうとしてしまうので目が離せない。打ち合わせの仕事をリモートでお願いして、LYCKAと手を離さずに1日を過ごしました。そんな状態でも、立ち姿が美しかった。
7月28日深夜。私の隣に寝かせていたLYCKAは、朦朧とした意識の中にありながらもなんどもトイレに向かおうとベッドを降ります。珍しくスコティッシュのAQUAがLYCKAに添い寝をしたので、不思議な気持ちになりました。
明け方4時。そのAQUAが突然ベッドの上で嘔吐。その次の瞬間LYCKAの容体が急変。
私の胸の上に力を振り絞るように這い上がってくる。
小さな声で鳴きながら。痙攣を少しすると
私の胸で小さな呼吸をする。
途中苦しいだろうと、ベッドに寝かせようと
すると大きな声で鳴き、もがくので、
抱いたまま2時間を過ごしました。そして
午前6時、静かに息をひきとりました。

LYCKAとの最期は私にとって特別な体験となって残っています。二人三脚で大きな仕事を乗り越えたような、不思議な気持ちです。
今でも私の理想のヤンチャくん。LYCKAです。
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